2012年8月26日日曜日

避暑日記


最近思ったことを一つ。それは、川と家について。

川遊びに行った。埼玉の秩父の方まで。
あーこんな川が家の近くあったら、毎日川遊びが出来て幸せだろうな、と思った。
うちの近くにも石神井川という川がある。
しかし、それは都市の川にお決まりの10数メートルのコンクリートで囲まれた、自然の跡形もない。
聞けば、両側に桜並木があったらしいが、片方は護岸工事のついでに切り、道路になってしまったらしい。
少し前なら、練馬区でも川遊びが出来た。

この川の近くは、コバエや虫の数が異常に多い。これは個人的な推量だが、木々が少なく鳥などの捕食者が住みづらいようなアンバランスな環境が原因ではないかと考えている。

なぜそんな自然豊かな河川をコンクリートで囲まなくてはならなかったのかと、怒りたくなる。
だが、当然その時代にはその時代なりの理由があったのだろう。コンクリートの道路を日本中に敷き詰め物流レベルを上げる、列島改造論が当時の中心政策だった。
もう一つは、川が溢れてしまう災害を減らすためだった。
要は川が溢れたら家にダメになってしまう訳だ。だから、これも個人的な感覚だけど、川近くの家は護岸後に建つから少し周りよりも新しい気がする。
でも、そこまで自然破壊をして川近くに住まなきゃいけないような都市は間違っていると感じる。住まない場所は住めない。これは、最近多発するゲリラ豪雨による水害や先の大震災でも分かったことだと思う。やはり、人が住んではいけない場所はある。どんなテクノロジーをもってしても、その環境を克服することはできない。
だから、河川の近くもほんとは人が住んだりする場所ではないと思う。
そう言うと、今住んでる人がどうすんだとか、経済うんぬん、とか言い出す人がいそうだけど、だからダメという訳ではなくて、これからちょっとづつ考えましょうよと言いたい。

ま、これからの公共工事や都市計画はもっと自然環境に配慮したものが求められる。というありきたりな結論。(本当は、そんなことを市民や役所と一緒に考える場所をつくりたいのだけれども)

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